馬見塚デンタルクリニック
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骨造成をしないですむなら他の方法を選択出来ないか検討するとはどういうことですか?  

 骨を新しく作るわけではないのですが、他にも最近注目されている方法がいくつかあります。ひとつはショートインプラントという考え方です。読んで字の如く、短いインプラントを埋め込むというコンセプトで、基本的にはある程度骨が存在していたとしても、あえて長いインプラントではなく短いインプラントを選択的に使用していくという考えです。これを応用し、骨が少ないところでも可能ならば、無理に移植などせずに短いインプラントを積極的にしようしていこうというものです。研究によるとインプラントが、咬む力に耐えるのは、インプラントの入り口に近い部分の骨の存在が最も重要であり、入口の数ミリ程度の骨が力の負担をほとんどになっていることが解ったために、それなら長いインプラントをあえて使用する必要はないのではないかという結論に至ったということです。臨床的にも良い結果が報告されていますが、これとは相反するように、過去の研究の中にはやはり短いインプラントは成功率が下がる傾向があるというものもあります。実際のところ術者依存度(先生の腕による部分)があるのかもしれません。実際問題、メリットは、移植というプロセスが避けられることです。デメリットとしては、短いインプラントが何らかの問題で緩んでしまい結果として使えなくなる可能性が、長いインプラントよりも頻度が高い可能性があります。  

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馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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