師走に入り、皆様お忙しい事と思います。今年も色々な事がありました。
保険制度で大きく変わったのが、4月から施行された後期高齢者医療制度があげられます。
“後期高齢者”という名称に対して多くの批判が集まったため制度施行初日の閣議の席上で当時の福田康夫首相が“長寿医療制度”という通称を使うように指示しましたが、定着しませんでした。ご存知の様に、“後期高齢者”とは75歳以上の方を言います。ちなみに“高齢者”とは65歳以上の方をさします。さて、マスコミで言われているように現在の日本は“高齢化社会”なのでしょうか?
実は正確には違います。全人口に占める高齢者の割合を高齢化率と呼びます。この高齢化率が7%以上を“高齢化社会”、14%以上を“高齢社会”、20 or 21%以上を“超高齢社会”と呼びます。現在の日本は高齢化率が20.8%。したがって、本来ならば“超高齢社会”と言わなければいけないところですが、“高齢化社会”が一般的です。
日本語は難しいですね。