昨日の続きですが、虫歯の治療が一回の治療で終わるCADCAM治療は、現時点では保険診療よりは、材料の特性(歯の色に近く、安価な金属(保険診療で使われるもの)に比べ耐久性が良く、さらに固さが天然の歯とほぼ同じのため、年をとるごとに磨り減っていき、顎関節にも負担をかけない。生体と非常に調和のとれた噛み合わせを手に入れることができる等)は優れています。
そして、その適合性(削った穴に対するフィット)は、保険診療の平均的なものとほぼ同等かもしれないというレベルではないでしょうか。
被せものや、詰め物の適合性とは、削った部分とそこに詰めたり被せたりするものとがどのくらいぴったりとフィットしているかということで、これが悪いとそれは緩いということになります。そうするといくら接着剤でしっかりとつけたとしても、その隙間から細菌が入り込み、詰め物や被せ物の際から、また虫歯になってしまったり、接着材が唾液のよって溶かされて、外れてしまうということを引き起こすのです。
以上の点を考慮にいれると、今現在でも、一流の歯科技工士が丁寧に作った詰め物や被せ物がトータルでは、一番すぐれており、その次が一回の治療で終わるCADCAM治療で、残念ながら、保険診療の詰め物や被せ物が一番劣ってしまうといえます。 保険診療、自費診療の違いについてはこちらもご覧になってみてください。http://www.118md.jp/qa.asp#3