もう少し詳しく、ブローネマルク教授の発見とブローネマルクシステムインプラントの歴史について教えて下さい。
ブローネマルク教授はスウェーデン、イエテボリ大学の解剖学教室の医師で、当時、自分の研究である骨髄内微小循環観察の目的で、ウサギの脛の骨にチタン製の顕微鏡を埋め込んで観察した後、その顕微鏡を外そうとしても、骨とくっついて取れない事を発見しました。それは、
1952
年のことでした。
ちなみに私が生まれる前の事です。
そして、ブローネマルク教授が凄いのは、ただ、発見した事にとどまらず、何故、骨とチタンがくっつくのか、それはどういう条件のもとに起こるのかを研究し始めたことです。
そして、
1952
年にチタンが骨と直接くっつく事を発見してから、
13
年にも及ぶ基礎研究(デザイン、動物実験等)を行なったのでした。
皆様からの質問をお受けしています。御質問のある方はこちらへどうぞ