お知らせです。
本日、午後6:00以降、当院のHPがリニューアルされる予定です。
お時間があるときに、皆さんご覧になって下さい。
さて、前回まで、2009年2月13日(金)放送のニュースジャパン「時代のカルテここ数年、急速に普及しているインプラント治療の光と影」という放送の内容について、の当医院の考えをお話してきましまた。
このような報道がされてしまうということは、世の中で、インプラントのトラブルが多く出ているといことなのだと思います。
今回は、このトラブルとはどんなものかについてお話しさせて下さい。
トラブルというのは、起こらない方がよいに決まっています。それも、ましてや医療行為上では特に、ですね。
しかし、トラブルというものにも大きく分けると二つあるということを理解いただきたいのです。
ひとつは、人為的なミスで起こるトラブルです。これは極力起こらないように努力すべきものです。
残念なことに人間は、ミスを犯す生き物です。だからこそ、ミスを犯さないように工夫すると同時に、ミスが起きた時のことを想定し、極力そのミスが起きた場合に、被害を最小限にする工夫が必要です。
そして、もう一つが、不可抗力で起こってしまうトラブル。たとえば人間の体は、千差万別です。医療行為というのは、基本的には多くの人にとって安全な治療というものを確立するように、様々な研究を重ねて成り立っているものでが、それとて平均値をよしとしているのです。
つまり、例外ということは、考慮されていません。
ですから、ごく稀にこの例外という状態に遭遇すると、ちゃんと行われた医療行為でも、トラブルを起こす可能性があるのです。
特に、外科治療というのは、この例外というか、平均的ではないことが起こりやすいのです。
そのような条件下で、治療をおこなうわけですから、トラブルをおこさないための最善の努力と、もし起きてしまったら、それを最小に防ぐことが大切になります。
次回は、このトラブルにどう対処したらよいのかについてお話します。