私、歩いて通勤してるのですが、昨日の帰り道ことです。
小雨が降っている中を傘もささずに歩いていたんです。
家の近所の神社のそばで、そこにお住まいの方から、
「すみません、よろしかったら傘お持ちになりますか?」と声をかけていただいてしまいました。
見ず知らずの私に、親切にも声をかけてくれたのです。
その瞬間、もちろん雨は降っていたのですが、私の心は快晴になりました。
その時は、雨脚もそんなに強くなかったので、お礼を言って遠慮したのですが本当に気持ちがよかったです。
住んでいるところが下町風情のあるところではありますが、最近の日本人が忘れかけていたものを感じました。
少し前(と言っても私が子供のころ)は、もう少し人と人の結びつきがあったように感じます。
今は、ものや情報があふれ、見かけは便利になり、一人で何でもできるように思えてしまうのですが、その為か、人の個人としての権利ばかりが注目されるようになってしまっている気がするのは私だけでしょうか?
物事をただ正しいとか間違っているということだけで判断してみたり、自らを省みずに他人の批判をしてしまう。
自分が今こうあるのは周りの人たちがいたからこそなんですよね。
思いやりだとか、寛容な心、優しさ、人のためを思う気持ち、大切ですね。
こんな小さな思いやりの持てる医院でありたいなと思いました。