前回の続きです。
赤ちゃんの歯の芽と言える「歯胚」ができ始めるのは、妊娠7週目。
この頃に、もうすでに赤ちゃんは、自分の歯を作る準備が始まっています。
健康な歯をつくるためにも、カルシウム、良質のタンパク質やビタミン類が欠かせません。
特に大事なのがカルシウムですが、実は、その土台になっているのがタンパク質です。カルシウムの吸収を助けるタンパク質、カルシウムやタンパク質が効率よくはたらくために必要なビタミンA・C・D。
これらをちゃんと摂取するために、1日3回バランスのとれた食事を心がけましょう。
ただし、赤ちゃんが必要とする量は少量なので、つわりのひどい時には無理をせず、食べれるものを食べて下さいね。
前回もお話ししたとおり、ただカルシウムをたくさん取ればよいというわけではないのですが、比較的不足しやすいカルシウムですから、注意して取る必要があるかもしれませんね。
では、カルシウムが多い食品はどんな物があるでしょう。
牛乳、煮干、いわしの丸干しなどはすぐ想像するかもしれませんね。
実は、他にも納豆や小松菜、モロヘイヤ、キャベツ、昆布などもカルシウムが豊富なんです。
納豆にはビタミンBも多く含み、理論上は歯周病予防にも効果があります。
フッ素を多く含む緑茶や食物繊維をが多い干ししいたけ、寒天、ひじきもバランス良く取り入れるとよいですね。
インスタント食品やスナック菓子、清涼飲料水に多く含まれているリン酸塩は多く取りすぎるとカルシウムと結合して体外に排出され、カルシウム不足を引き起こしてしまう可能性があります。