前歯の交換期の食事
前歯は、乳歯が揺れ始め、抜けてから永久歯が生えるまでに時間がかかることもあります。
また、よく見える所であるため、お子さんの上の前歯がどこか欠けている時期というのは親御さんにとって気になる時期でもありますね。
本来は、二度とない時期ですのでこの頃のお写真をとっておかれるのも良いかもしれませんね。
本来起きるべき発育の過程ですから、あまり心配をされる必要はありません。
しいていえば、前歯で食べ物を噛み切ることができずに、食べにくいものが増えること、そして、お子さん自身が、適切な量を噛み切って口にほおばることができにくくなる事があります。
前歯がないため、飲み込みにくく、その隙間を埋めるように、自分で舌を前に出して飲み込む習慣がつきやすくなってしまうこともあります。
場合によっては、食べ方が上手くいかなくなってしまったり、牛乳やお水などで食べ物を流し込むように食べるようになってしまうことを助長することがあるといわれています。
乳歯が抜けて、前歯がない時期にはお子さんの食べ方をよく観察して見て下さい。
もし、食べにくそうなときには、食べ物の大きさを配慮してみることも一方です。
もともと食の細いお子さんの場合は、食べにくいことが災いして、すぐに食べるのを中断してしまう事になりません。
食事の内容に気をつけ、栄養のバランスを崩さない中で、おいしくそして楽しく食べられるように工夫する事も大切ですね。