前回、歯の生え変わり時期の頃に発見されることのひとつとして、これから生えてくる永久歯の数が少ない、あるいは多いということがあり、その中で歯の数が多いときについてふれました。
実は、歯の数はすでにお母さんのおなかの中にいる頃(胎児期)に決まっているため、もうすでに生まれる前から決定しているんですね。
歯の数が少ない場合は、そこの部分の乳歯が、標準的に生え変わる時期になっても抜けてこない、あるいは生えてくる場所に歯がはえてこないということで気づくことが多いようです。
この生え変わりの時期というのは、かなり幅があり標準値と比較したり他の子供と比較して「まだ生えてこない」ということを必要以上に心配をする必要はありません。
多くの場合は、歯の生え代わりの時期が少し遅いだけのことが多いのです。
しかし、それ以外に歯の芽がない場合もあります。
歯の芽がない場合は、そのままにしておいても永久歯は生えてきません。
親知らずや下あごの前歯、そして犬歯の後ろに生えてくる歯などの芽がないことが多いです。
レントゲン検査を受けることで歯の芽があるか無いかはわかります。
そのほかの理由としては、乳歯の根っこが何らかの理由で吸収されないために後から生えてくる永久歯が出てこれない場合や永久歯が生えるスペースが足らないために生えて来ない場合もあります。
でき得る事ならば、定期的な受診でこのようなことを未然に防ぐといいですね>