前回のブログで、その食べ物が、むし歯をどの程度誘発するか表す指標として、「う蝕(むし歯)誘発指数」というものがあるというお話をしました。
そして、 「う蝕(むし歯)誘発指数」は、下記の4つの要因
a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力
b.酸を作る能力
c.食べる時間
d.口に残る時間
から総合的に判断しているのでしたね。
つまり、その食べ物が甘いかどうかだけで、虫歯のなりやすさは、評価できないのです。
たとえば甘い味がするとしても、キシリトールは、
a.プラーク形成(歯垢をつくる)能力 b.酸を作る能力
はほとんど無いとされているんですね。
それどころか、キシリトールのガムは、その性質上(噛むということ)唾液の分泌を促します。
唾液が出るということは、再石灰化を促進する為に虫歯予防にとってはとても優れた食品のひとつといえるんです。
再石灰化については、次回お話します。