ゴールデンウイークですね。
残念ながら私は今日は仕事です。明日からの三連休は天気も良さそうなので、一日は友人とバイクで出かける予定です。
さて,今日は糖尿病についてです。
現在、糖尿病人口は 1、300万人を越えるといわれています。この数字は人口の10%以上になります。しかも困ったことに、その半分以上は治療を受けていないといわれているのです。
何故なら、検診で血糖値が高いといわれ、糖尿病を強く疑われる状態でも、自覚症状があまりないため、その後、内科や専門外来を受診し治療を受けないことがどうしても多くなってしまう為です。
人間というものは、気づきがたいせつですね。しかし症状が出なくても、糖尿病は徐々に進行し、恐ろしい合併症をひきおこします。
糖尿病の本当の怖さは、この合併症なのです。
失明する場合もあれば、死期を早めることもあります。また、合併症が出るということは、すでに症状がかなり進行してしまっています。
合併症で代表的なものは、
● 神経障害
● 網膜症
● 腎 症
で、3大合併症といわれています。
それ以外にも、脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・糖尿病性壊疽・感染症などがあります。
歯科を受診された場合に特に注意が必要なのが、3代合併症には含まれていませんが、感染症です。
まず、始めに糖尿病の患者さんで、特に日々のコントロールがうまくいっていない方は、歯周病がとても進行してしまっている場合が多いのです。
コントロールの状態はヘモグロビンエーワンシーの値である程度判断可能です。
歯周病とは、ご自身の歯に歯垢(これは細菌の塊で、注意が必要です。)が付着し、感染源となり、歯ぐきや顎の骨に炎症を起こしてしまうものです。
糖尿病の人は、感染症にかかりやすく悪化しやすい為、通常よりも簡単に進行してしまうのです。
また、通常では起こりにくい術後の感染症も引き起こしやすく、糖尿病自体のコントロールの悪い患者さんに対して不用意に外科的処置(抜歯等)を行なってしまい、術後感染を引き起こし、死に至る場合もあるのです。
またそこまでではなくとも根の治療が治りにくかったりもします。
歯科治療を受ける場合は、現在の状態等を歯科医にお話しして下さい。
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