今日はホワイトデーですね。甘いもののプレゼントもらった方も沢山いらっしゃるでしょうね。虫歯にはくれぐれも用心して下さいね。
歯医者で治療を受けるときのワンポイントアドバイスです。
今日は身体の病気と歯科医療1 高血圧です。
よく歯科医院の問診表や診療申込書に身体の病気についての記載をもとめるものがあります。なんで歯の治療に他の病気が関係するのだと思われる方もいらっしゃると思います。今回は、高血圧症と歯科医療について、お話しします。
血圧と言うものはいろんな事が要因となって変化します。その一つに、ストレスがあります。前回もお話しした様に歯科医院は皆さんにとっていきたくない所、怖い所ですよね。怖さは大きなストレスとなり皆さんの血圧をあげてしまうのです。ある研究によると歯科の診療台に座るだけで20~30は血圧が上がってしまうという報告があります。
痛み自体も血圧をあげる一つの要因であり、そしてまた、日常使われている麻酔薬にはエピネフリンという薬が含まれています。これは血管を収縮させる目的で含まれ、それによって、麻酔をした場所が長く、安定して効果が得られる様になるのですが、また一方でこの薬が血圧を引き上げてしまうのです。
つまり、歯科治療自体が血圧をあげてしまう事があるのです。そしてそれが、身体に対してダメージを与えてしまう事もあります。
また、ある種の降圧剤には、副作用として歯ぐきの腫れを引き起こしてしまう可能性を持ったものもあります。
当院では初診時の問診の際に身体の病気についてお伺いするだけでなく、実際に皆さんの血圧を測らせていただいています。どうぞご協力お願いします。なお、その時点で血圧に問題が診られた場合や、既に通院されている病院、診療所等がある場合、主治医と連絡を取らせて頂き現状で歯科治療が問題ないか確認させて頂いたうえで、診療を開始させて頂いています。
ただ血圧が高いからと言って歯科治療が受けられないわけではありません。しかし、コントロールされていない高血圧の方に麻酔を使用する事は危険な場合もあることをご理解下さい。状況に応じて血圧等をモニターしながら血圧の上昇を起こしにくい麻酔薬を使用する事で対処する事も可能です。
診療を受ける時にはお口の中の事だけではなく、ご自身の現在あるいは過去の病気や怪我等についても歯科医師、歯科衛生士に伝えて下さいね。
歯科・小児歯科・矯正歯科・口腔外科
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