馬見塚デンタルクリニック
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昨日は、ボージョレーヌーボーの解禁日でしたね。
皆さんの中には勢い余って、のみ過ぎの方もいらっしゃるのではないですか?
私は残念ながら、基本的に酒を飲みませんので、楽しむ事も、二日酔いになる事もありませんでした。
この、ボージョレーヌーボーってやつなんですが、こんなに大騒ぎする事なのでしょうか?
ほんとに世界中で祝っているのでしょうか?
実はオーストラリア人の親友がいるのですが、彼、実家はイギリスで、若い頃(現在も充分若い)から何ヶ国も旅していて、結構インターナショナルなんです。そんな彼に5年くらい前、「今日はボージョレーヌーボーの解禁日だね。」って話したら「なんだそれ?」って言われちゃったんです。
これは、私の個人的見解なのですが、もしかして、私達は、マスコミと輸入業者さん達に踊らされているだけなのではないでしょうか?
こういう事って結構ありますよね。
様々な情報のなかから、正しい情報をちゃんと選択していく力、能力って、大切ですね。
私達歯科の世界でも、一部のメーカーや業者のご都合主義的な情報に踊らされ、受け取る側の先入観によって、本来正しい物を素直に受け取る事が出来ず、結果として患者さんが不幸になってしまっている事があります。
今回のテーマのインプラントについても同様です。
私達は、そうならない様に努力し続けたいと思っています。
またまた、前振りが長くなってしまいました。
さて、インプラントの歴史です。
インプラントの歴史は、実は大変長く、Atillaという研究者は、失った歯を何かを利用して置き換えるという行動は、人類の歴史と同じくらい古いのではないかと言っています。
実際に「様々な時代に、世界各地で、動物の歯、石、象牙、乾燥した骨などがインプラントの材料として試された。(Lemons&Natiella,1986)」という発表もされています。
やはり、昔から、人間は歯を失うと大変な思いをしていたのでしょうね。
そして、様々なインプラントが試される中で、古代マヤ文明期に真珠貝製インプラントというものが行なわれていました。ホンジュラスで、1931年にWilson Popenoe博士夫妻により発見されています。
「このインプラントは成功していたと思われる所見が科学的に証明されている」といわれています。
この、現存する最古の成功したインプラントはハーバード大学Peabody考古学・人類学博物館に保管されているそうですよ。
しかし残念な事に、この成功したインプラントのシステムは世界に普及することなく、その後も様々なインプラントが試され、殆どが機能する事なく失敗に終わっていたようです。
20世紀に入ってもその状況は変わる事なくほとんど上手くいく事はなかったのです。
例えば、ブレード型インプラントといものが1969年頃に開発されました。これも、結論からいうと、ダメなインプラントだったのですが、不幸にもつい最近まで使われていたのです。実際に当院でもこのタイプのインンプラントが入っている患者さんが来院され、失敗しているインプラントを撤去する手術を何度も行ないました。
様々な試行錯誤が繰り返された中、じつは、1952年に小さな偶然を見逃さず、大きな発明に結びつける出来事がありました。
ブローネマルクというスウェーデン人医師がその偉業を成し遂げたのです。
なんか、ドラマチックな展開ですね。
それでは、次回をお楽しみに。
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