馬見塚デンタルクリニック
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 いよいよ6月に突入にしました。梅雨の時期ももう間近ですね。最近は気温の寒暖差が目間ぐるしく、体調管理が難しい今日この頃ですが、皆さんお体にお変わりはありませんか?ちなみに明日は6月4日、虫歯予防の日です!!

 今回のテーマは虫歯などで歯が痛んだとき歯の神経を取る「抜髄」(ばつずいと読みます)についてです。 

御存知の方もいると思いますが、歯の構造はエナメル質、象牙質、神経や血管の入っているお部屋(歯髄)から成ります。  

 虫歯菌や虫歯菌が出す毒素が歯髄に進入してくると歯髄は身体を守るために免疫反応を起こします。その結果、痛んだり、しみたりといった、サインをだします。この刺激がちょっとしたものならば免疫反応で対応出来るので、しばらくして無くなったりします。ところが長期間の刺激を受けたり、持続性の痛み、自発痛になったりすると歯髄全体に炎症が及んでいるため、歯髄を取り除くことになります。これを「抜髄」といいます。 虫歯以外の原因として、歯髄は熱い、冷たい、ぶつかった衝撃などの刺激も痛みとして知らせてくれるため、刺激が強過ぎたり、長く続くと歯髄は炎症を起こしてしまうこともあります。例えば、よく小さなお子さまで転んで前歯をぶつけ、炎症を起こしたり、歯髄が死んでしまい、変色したり、根の先が腫れたりすることがあります。 

 よく歯医者さんで「歯の神経を取ります」って言いますが…歯を抜くことではありません。炎症を起こしている歯髄(血管や神経の集まり)を取り除き、そのお部屋をお掃除することです。歯髄の取り除き方は根の病気の時に簡単に書きましたが、歯の頭(歯冠)より穴を開け、神経、血管を特殊な器具を使用しきれいに取り除き、よく消毒をしてバイ菌を殺すのです。

Q;痛みますか?

A;処置中は麻酔をしますから、基本的に痛みません。ただし、炎症の強い状態だと麻酔が効きにくいので、お痛みを感じた場合は、麻酔を足すことがあります。処置後は、数日疼くような痛みを感じることがありますが、症状は落ち着いてきます。必要であれば痛み止めを処方します。

Q;神経をとった後はどうなるの?

A;歯髄を取り除くことで炎症が治まれば、歯髄の入っていたお部屋に最終的なお薬を入れ、被せ物をすれば機能的に咬むことができます。ただし、歯髄を取り除くことで歯の強度は下がり、かつ虫歯になった時のサインがなく再度虫歯になった時には発見が遅れてしまうこともあるので、定期的なチェックや、予防を取り入れることをおすすめします。

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馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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