2009年2月13日(金)放送のニュースジャパン時代のカルテここ数年、急速に普及しているインプラント治療の光と影。という放送がありました。その内容について、の当医院の考えをお話します。番組の要約のようなものがありましたので、それを利用し数回に分けて、私見を述べたいと思います。
まず、基本的に出演された春日井、堤亮先生の意見に賛成です。しかし、おそらく番組制作等の問題で、両先生が伝えたかった内容がすべて網羅されているわけではないと思います。お二人の先生の代弁を出来るほどん立場ではありませんが、もう少し詳細について触れさせていただき、歯科インプラント治療についての理解を深める一助になればと思います。
尚、番組の内容については黒字で、当院の考えについては赤字にて表現しています。
以下番組より
20歳以上のおよそ9割が虫歯になっている日本で、ここ数年、急速に普及しているインプラント治療の光と影を取材しました。
確かに、ここ数年で、インプラント治療が急速に普及し、それに伴い問題も多く出ていることは、確かです。そして、このようなことに対し、私の恩師を含め、モラルある歯科医師達(残念ながらごく少数と考えます)が、以前より警告を発していたのです。しかし、時として、その歯科医師達に対し、根拠もない誹謗中傷が、インターネットを含め様々なところで逆に広まっていたのです。例えば、モラルのある歯科医師達をあたかも過去の遺物のように表現したり、「その考えは、全く古い考えで、その様な危惧は不要である」というような話もありました。そして、私が師と仰ぎ、知識、技術、考え方を含め大変尊敬出来うる歯科医師は、残念ながらホームページも開設していないため、正しい情報が皆さんに普及できていないように思います。皆さんが必要としている情報があまりにも少ないように思います。
まずは、注目いただきたいのが、インプラントとは離れますが、「20歳以上のおよそ9割が虫歯になっている日本」ということです。これが、問題だと思います。虫歯は、今や予防する事がほぼ可能な疾患なんです。それなのに、20歳以上のおよそ9割が虫歯になってしまっているのです。当院HPでもお話していますが、虫歯の始まり、そしてその治療の始まりが、多くの場合、歯を失う原因となってしまうのです。詳細は、こちらをご覧下さい。http://www.118.md/mondaiten.asp
インプラント治療は確かに、従来の入れ歯、ブリッジの欠点を補ってはいるが、インプラント自体にも欠点はあります。皆さんが治療を選択する場合は、ご自分のお口の状態、お身体の状態、ライフスタイル等を十分考慮にいれた上で選択するべきです。インプラント治療だけをよりどころにするというのは、いかがなものか?と考えます。もちろんその他の治療法も利点欠点はあります。その中からご自身に最適な方法を歯科医師と一緒に選んでいくことが重要ですね。インプラント治療とその他の治療についてはこちらのブログにも掲載されていますのでよろしかったらご覧下さい。
http://blog.118.md/article/13204664.html