馬見塚デンタルクリニック
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 前回、「インプラントは、良く噛めるという事が、ひとつのメリットで、患者さんが受ける直接的な恩恵では、一番かもしれません。しかし、それ以外にもメリットもデメリットもあります。」というお話をしました。そしてインプラント治療の利点欠点については、以下のブログにも掲載しおりますので、よろしかったらご覧下さい。

http://blog.118.md/article/13109117.html

http://blog.118.md/article/13204664.html

http://blog.118.md/article/13206439.html

 さて前回の続きです。
「インプラント治療の一般的な手術は、「歯槽骨」に直接穴を開けて、チタン製の「人工歯根」を埋め込み、いったん歯肉で完全にふさぐ。

すると3カ月ほどの間に、新たな骨が人工歯根に形成されていく。
これはチタン特有の性質で、骨と人工歯根が強力に結合する。
その後、セラミックなどの義歯を装着して治療は終了。」というものでしたね。

 これが、一番オーソドックスな方法で、私たちもこの方法を推奨します。ここでは、「いったん歯肉で完全にふさぐ。すると3カ月ほどの間に、新たな骨が人工歯根に形成されていく。」とありますが、これは、下顎の手術をした場合の話であり、上顎の場合は、基本的には6ヶ月ほどの治癒期間を置きます。

 またこれとは全く別の新しい考え方として、治癒期間を置かずにすぐに咬めるようにするという、「即時加重型のインプラント治療」と言うものが最近話題になっていますが、顎の骨等の条件が良い場合には成功率も高いのですが、全ての皆さんにお勧めできるわけではないのです。

 その他、2000年ごろから新しいシステムが開発され、臨床でも応用され始めています。しかし、それがあたかも「最新のトレンド治療?」のような扱いを受けていますが、まだまだ臨床実績も少なく、いくつかの問題も指摘されており、今後の展開を見守っていた方が良いようです。

 その他の新しいインプラント治療についてもよろしければこちらをご覧下さい。

http://blog.118.md/article/13326356.html 

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馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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