馬見塚デンタルクリニック
東京都中央区明石町8-1 聖路加ガーデン内 セントルークスタワー1階

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ついに東京でもちらほらと桜が開花しましたね。当医院のある、明石町周辺にも、薄いピンク色が見られるようになりました。いよいよ春本番ですね。とても楽しみです!! 

さて、今回は歯の治療の中で一番根気が必要な根の治療(駄洒落ではありません)についてお話させて頂きます。 

Q:根の病気とは? 

A:歯の中心にある神経が入っていたお部屋(これを私たちは根管と呼んでいます)が何らかの原因によって細菌に感染した時、その感染で根の先に炎症を引き起こしてしまう病気です。
通常、私たちが根の病気と表現しているものは、神経を抜いた歯、あるいは、神経が死んでしまった(と表現される)歯に起こります。
 
炎症の強さにもよりますが、症状としては、顎に違和感が出たり、体や、その歯が暖まると痛みが出たり、咬むと痛かったり、時には何もしなくても激痛に悩まされる事もあります。
先程、根の病気は「神経を抜いた歯」、「神経が死んでしまった歯」に起こるとお話しました。患者さんにとっては不思議なことなのですが、神経のない歯が、痛くなるという事が起きるのです。

Q:何故痛むのでしょうか?

A:歯に神経がないはずなのに痛むのは不思議ですよね。
実は、この痛みというのは歯自体が痛みを感じているのではなく、歯の周囲で歯を支えているところが炎症などで痛んでしまうからなんです。実際に、歯を削ったとしても削ることの痛み自体は歯は感じません。しかし、この病気の症状が強い場合は、削る事での振動や刺激が、歯を支えている周りや、患部に伝わり痛みを感じてしまいます。また温かい飲み物やお風呂、飛行機に乗って上空に行くと温度や気圧の変化で痛んだり、疼いたりすることがあります。

今回のテーマは歯周病です。

 Q1:歯周病ってどんな病気?歯の表面についた歯垢(細菌のかたまり)が出す毒素により、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。歯を支えている骨が溶けると、歯はぐらつき咬みにくくなり、虫歯でなくても、抜かなければならない状態になることがあります。 

Q2:歯周病は痛みを伴うの?歯周病は症状の出にくい病気です。特に初期にはほとんど症状が出ないため、サイレントディジーズ(沈黙も病気)と呼ばれています。ブラッシング時に出血したり、病気が進むと、歯がぐらついたりなどといったくらいで、むし歯のようにしみたり、痛みがでたりなどということはほとんど起こりません。ただし、疲れたり体調をくずしたりすると、体の抵抗力が低下し、急に歯肉が腫れ、強い痛みが出ることもあります。

 Q3:歯周病の治療ってどんなことをするの?まずは、歯垢を除去できるようなブラッシング方法をアドバイスさせて頂きます。そして、歯石取りをします。歯石とは、歯垢が長い間蓄積し、唾液の成分と反応して硬くなったもののことをいいます。歯石になってしまうと、日常のブラッシングでは除去できません。歯周病が進行している所は、麻酔をして歯石取りを行います。 

Q4:歯周病は治るの?歯周病により、一度失われてしまった骨を元に戻すことはほとんどできません。骨を戻すために特殊な治療法を用いることがありますが、確実性がありません。残念ながら、今の状態を維持し、進行しないようにすることがメインとなります。 

Q5:歯周病を進行させないようにするにはどうしたらいいの?歯周病の原因である、歯垢を落とせるようなブラッシングを継続しましょう。また、御自身では落とすことの出来ない部分の歯垢まで、徹底して除去するPMTCというクリーニングを定期的に受けていただくと効果的です。そして、歯周病は症状が出にくく、御自身では気がつかないことが多いため、何もなくても定期的に歯科医院を受診し、検査を受けるとよいでしょう  

前回から始まりましたQ&A形式のブログはいかがですか?
ブログに無い質門があったら遠慮せずにメールなどで質問して下さいね。 今回のテーマは親知らずです。 

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Q1:なぜ親知らずというの?

A :昔は元服といって15歳で親から独立していました。
親知らずは他の永久歯(大人の歯)と違って15歳を過ぎてから生えてきます。そのため、親の知らないところで生える=親知らずと言われるようになりました。

 Q2:親知らずはなぜ痛くなるのか?

A :Q1でもお話したように、親知らずは他の永久歯(大人の歯)よりもあとから成長して生えてきます。生えてくる頃には生えるのに十分な場所が無い事が多く、そのため歯肉の下に隠れていたり、斜めや横になって生えてきます。このような場所は歯磨きが難しく、清潔する事が困難で汚れが溜まりやすく、炎症(化膿)を起こしやすい環境なのです。そのため、歯肉が腫れたり、親知らずやその手前の歯が虫歯になって痛くなるのです。
余談にはなりますが、歯肉が腫れる原因や過程は歯槽膿漏と同じです。ただし、親知らずの炎症の場合はその生え方に原因があるため“智歯周囲炎”という別名があるのです。(智歯とは親知らずのことです)

Q3:どんな時に痛むのか?

A :化膿した状態には、急性期と慢性期といって波があります。
普段、体が元気な時には炎症があっても押さえ込むことができ、この状態を慢性期と言います。しかし、風邪をひいたり疲れがたまったりなど体が弱っていると炎症を押さえる力も弱くなり、腫れたり、痛くなったりします。この状態を急性期と言います。
また、親知らずやその手前の歯が虫歯になっていると虫歯の状態による痛みが出てきます。

Q4:親知らずは抜かないといけないの?

A :生え方に問題がある場合は、繰り返し痛くなるので抜歯が必要になります。また、手前の歯に虫歯のリスクが考えられる場合には早めに抜歯した方がよいでしょう。最近、親知らずや乳歯の細胞を使って歯を再生させる研究がすすんできています。これが実用化されると歯科治療が大きく変わる事ができますが、残念ながらまだまだ先のお話です。

3月に入りましたね!今回から馬見塚デンタルクリニックのブログも新シリーズになります。「日々患者様から寄せられる質問にお答えする」と題して、Q&A方式でブログを進めていきたいと思います。

今回の質問のテーマは「虫歯」についてです。患者様からよく聞かれる質問4つをご紹介致します。


Q1:なぜ虫歯は痛くなるの?
 A:虫歯の痛みの原因は、本来硬い組織(エナメル質、象牙質)に囲まれて保護されていた神経が虫歯によって硬い所に穴があいてしまうため、刺激をうけやすくなってしまいます。その為、痛みが生じます。

Q2:どうして歯科医院で「どんなときに痛むのか?」と聞くの?
 A:歯の神経は様々な刺激に反応します。
①冷たいもの → ②チョコなどの甘いもの  → ③温かいもの・・・
基本的にですが、①②③の順番で症状が悪いことが多いです。皆さんの感じるこれらの痛みの段階で、私たちは虫歯の進行がどの程度なのかを予測することができます。そして、お口の中を拝見し、レントゲン写真を診て診断をしています。

Q3:以前治療した歯が、なぜまた痛くなるの?
 A:ずいぶん前に治療して詰め物を詰めた歯が、穴もあいていないのに痛む・・・
治療したのにどうして??と思いますよね。
穴があいていなくても、詰めた物とご自身の歯の隙間から虫歯菌が入り込み、再び感染してしまい、虫歯になってしまったからです。

Q4:神経のない歯は虫歯にならないの?
 A:虫歯になります。ただし、神経がないため痛みが伴いません。
痛い=虫歯!!と皆さんは瞬間的に連想されると思います。
痛みのあることは、歯の神経の生きている証拠です。神経のない歯は痛みを伴いません。ですから、大きな虫歯になっても気づかないことが多いようです。

残念ながら、削ってしまった歯ほど再び虫歯になってしまうことがよく起こります。そのようなことにならないように、適合性の高い修復物(詰め物や被せ物)やPMTC(プロによる機械的歯面清掃)、フッ素による歯質の強化がとても重要です。

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「歯の治療で神経を抜いたんだ」という声を耳にされたこと、また実際に治療をされたことはありませんか?

この治療が「抜髄」と言われ、歯髄をとってしまう処置なのです。

歯髄がなくなると、歯髄の役割もなくなります。歯は、強度が不足して割れたり、虫歯になったことを痛みで知らせることができず、気づいた時には手遅れになっていたなんてこともあり得るのです。
 

歯の構造について、少しご理解いただけましたか?

虫歯予防は毎日のケアがとても大切です。

虫歯に負けない強い歯を作りましょうね。

日に日に寒くなってきましたが、皆さん体調は崩されていませんか?

さて、今回は歯の構造と虫歯の進行についてお話しましょう。

図のように、歯は三重構造からなり、歯髄に象牙質が被さり、歯の頭の部分は象牙質の上からエナメル質が被ってできています。

  • エナメル質
    人体の中でも一番硬く、細菌は容易に侵入することができません。
    また温度や噛む力等の熱や刺激に耐えられるものです。
  • 象牙質
    エナメル質に比べてやわらかく、歯随まで小さな穴が空いているため、細菌の侵入するスペースがあり、熱や刺激にも弱いです。
  • 歯随
    血管や神経、歯を作る細胞からできており、血管が栄養分を運んだり、細菌が入ってきた時に免疫反応を起こして身体を守ったり、象牙質を作って歯の強度を保ったり、痛みを発して異常を知らせてくれる役割を持ちます。

虫歯の進行は、まずエナメル質を溶かし(脱灰)、次に象牙質へと進みます。この段階での治療のほとんどは、虫歯になってしまった部分を削り、穴の空いた所に代わりの物質(樹脂や金属)を付ける処置で終了します。

しかし、虫歯が神経まで達し炎症が起きていたり、歯髄のある歯の根の中が感染もしくは腐敗して膿んでしまうと、抜髄をして「根の治療」をしていかなくてはなりません。

朝晩が冷え込む季節となってきましたが、みなさんは風邪などひかれていないでしょうか。体調には気をつけてくださいね。

今日は、自費診療と保険診療の違いについてお話しさせて頂きます。

被せ物や詰め物の治療をする際、被せる物や詰める物を選択することができます。基本的には、保険診療の範囲で治療をするとパラジウムという金属(いわゆる銀歯)になります。また、自費診療をご希望される場合はセラミック(白い歯)やPGAというプラチナと金の合金(金歯)にすることもできます。

さて、ではこれらの詰め物は何が違うのでしょうか。まず、当たり前ですが材質が異なります。例えば、PGAに含まれる金は金属としては軟らかく、噛み合わせることでよくなじみます。材質の他に、大きく違う点が精度です。詰め物や被せ物をするというのは、虫歯になってしまった部分を削って穴の空いた所に代わりの物質を付ける治療をすることで、本来の歯の機能を回復するために行います。歯と詰め物や被せ物がぴったりとくっついていたほうが隙間から虫歯菌が入りにくくなります。保険診療でもなるべくぴったりと適合のよいものを入れたいのですが、保険診療の範囲内の材料を使い、治療をするのですから自費診療と比べると精度は落ちてしまいます。その点、自費診療となると、保険の制約がないため、型をとる材料や接着剤の種類などをよりよいものを使い、診療にかける時間も十分にとることができます。また、実際に被せ物や詰め物を作成する歯科技工士も腕のいい者を採用していくことが可能になります。

このように、自費診療と保険診療とでは違いがあります。しかし、保険診療の範囲内でもなるべく精度のよい物を作成するよう心がけています。

治療をしていく上で何かご要望があればスタッフにお声をかけてください。 

いよいよ明日はバレンタインデーですね。バレンタインの定番といえばチョコレート!!コンビニエンスストアでもスーパーでもデパートでもたくさんのチョコレートがずらり並んでいるのを見ると、またこの季節がやって来たな〜と思います。最近は、ポリフェノールが体に良いなどと健康番組でも特集されていますが、食べ方によってはむし歯の原因になってしまいます。
ということで、今日はむし歯がどのようにしてできるのかについてお話したいと思います。
お口の中にはたくさんのむし歯菌がいます。お食事や間食をして糖(砂糖だけでなく、ごはんやパンなどの炭水化物)がお口の中に入ると、歯の表面にくっついているむし歯菌たちはその糖を栄養として酸を作り出します。その酸によって歯の表面が溶かされてしまう事でむし歯ができるのです。これが、むし歯のできるメカニズムです。
いかがでしたか?
むし歯がどのようにしてできるのか御理解頂けましたでしょうか?
みなさん、チョコレートばかり食べてむし歯にならないように気をつけてくださいね。
月日が経つのも早いもので、今年も残すところ あと1ヶ月!
今週末には師走に入り、皆さんは仕事の追い込みによる残業や忘年会など大変忙しい日々となりますね。特にこの季節は急激な寒さや疲れで風邪を引きやすかったり、疲れが溜まりやすかったりと体調を崩しやすいので、皆さん気をつけてくださいね。
今回のブログの内容は親知らずです。
よく患者さんから『親知らずって抜かないとダメなの』とか『抜いた後ってどうなるの』と質問を受けます。
実はこの時期、歯科医院では親知らずが痛いとおっしゃる方が多くお見えになります。それは、何故でしょう?
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親知らずは写真のように、きちんとはえてくることが少ないため、日常的に汚れが溜まりやすく、絶えず炎症状態にあります。普段は体の抵抗力(免疫力)で抑えられていて、痛みや腫れがでてきません。しかし、風邪や疲労で体力が低下すると、そのバランスが崩れ、痛みや腫れがでてきやすくなります。ですから、この寒い時期、年末のお忙しい時期になると親知らずに症状がでてお見えになる方が多くなってしまうのです。またこの季節の特徴として忙しいため歯科医院に行かずに我慢してしまい、かなり腫れてからお見えになる方が多いのも特徴です。腫れや痛みといった症状がでてしまうと、通常は消毒したり薬を飲んでいただいて症状を抑えた後、親知らずを抜いていくことになります。腫れが強いほど治療をしても治まるのに時間がかかりますし、何度も炎症を繰り返すことが多いので早めに歯科医院を受診してくださいね。
先に述べたように、親知らずはきちんとはえることが少ないため、歯磨きもしずらい環境にあり、汚れをきちんと落とすことが難しいです。また親知らず手前の奥歯も虫歯になりやすい環境になってしまいます。そのような理由があって親知らずは抜いた方がいいですよとお話ししています。また、抜いた後2,3日は傷が出来たことによる腫れや痛みはでますが、痛み止めで様子をみます。その後は少しへこみがありますが生活には支障もなく、次第にへこみも消えて治癒します。
ただし、歯を抜いた当日は、お風呂やお酒は控えてくださいね。
親知らずに関らず、何か気になる症状がある場合には早めに歯科医院に相談し、そして、楽しい年末・年始をお過ごし下さい。
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プロフィール

馬見塚デンタルクリニック院長
馬見塚賢一郎
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